複数社からの借り入れを1本化することで、返済の負担を軽くすることができる「おまとめローン」
今よりも低金利になり、毎月の返済額と返済総額を減らせるため、支払いの負担を軽くしたい方に多く利用されています。
おまとめローンは様々な金融機関で取り扱いがありますが、それぞれ審査の通りやすさや、適用される金利に違いがあります。
せっかく1本化するなら、
「どこのおまとめローンがおすすめなのか?」
できるだけ低金利で、ムダな利息を減らせる金融機関を検討したいですね。
また、過去に審査落ちを経験されていたり、審査が不安な方にとっては、
「審査がゆるいおまとめローンはある?」
「審査を通りやすくするコツを知りたい」
といった点も、押さえておきたいポイントかと思います。
この記事では、以下の内容について詳しくまとめました。
- おまとめローンを提供するおすすめの金融機関
- おまとめローンを選ぶときに失敗しないための注意点
「そもそもおまとめすべきかどうか?」についても、メリットやデメリットなど、おまとめローンの特徴を詳しく紹介しますので、ぜひ目を通してみてください。
返済負担を軽くしたい方に人気
低金利!Web完結!
おすすめのおまとめローン
カード名 | 横浜銀行 カードローン | 東京スター銀行 | 中央リテール | フクホー | JCB CARD LOAN FAITH |
---|---|---|---|---|---|
実質年利 | 年1.5% 〜14.6% | 年9.8% 〜14.6%※2 | 年10.95% ~13.0% | 年7.3% ~18.0% | 年4.4% ~12.5% |
借入限度額 | 1,000万円 | 最大1,000万円※3 | 最大最大 500万円 | 最大 200万円 | 最大 500万円 |
審査回答 | 最短即日 | 最短2日 | 最短2時間 | 最短即日 | 最短即日 |
Web完結 | OK | OK | 審査通過後に 契約の来店必要 | OK | OK |
対応地域 | 地域限定※1 | 全国対応 | 地域限定※4 | 全国対応 | 全国対応 |
公式サイト | 詳細をみる≫ | 詳細をみる≫ | 詳細をみる≫ | 詳細をみる≫ | 詳細をみる≫ |
注釈
※1 横浜銀行カードローンの対応地域:東京・神奈川・群馬(前橋市、高崎市、桐生市)
※2 所定の審査により決定いたします。
※3 お申込み時の借り換え対象ローン残高の範囲内に限ります。
※4 中央リテールの対応地域:宮城・山形・福島・新潟・群馬・茨城・栃木・埼玉・千葉・東京・神奈川・静岡・山梨・愛知・長野・岐阜・三重・京都・大阪・兵庫・奈良
審査が甘い絶対通るおまとめローンはある?
結論からお伝えしますと、審査が激甘で誰でも通るおまとめローンは残念ながらありません。
おまとめローンは多重債務を抱える人が対象となるため、貸し倒れが起きないよう、返済能力の審査が必ずおこなわれます。
「絶対に審査に通るおまとめローン」「審査が甘い」「審査がゆるい」といった謳い文句をネットで見かけたとしても、それは闇金の入口なので十分にご注意ください。
ただし、激甘ではないとはいえ、おまとめローンの審査は必ずしも厳しいわけではありません。
複数社からの借り入れを1本化することで必然的に大きな融資額となるため、融資する側からするとぜひ獲得したい優良顧客ともいえることが理由です。
また、一般的なカードローンには総量規制があり限度額を超えた融資はできませんが、おまとめローンの場合は上限なしで借り入れできるため、限度額によって追加融資を断られた方でも貸付対象になります。
おまとめローンを扱う金融機関には、大きく分けて「銀行」「消費者金融」「信販会社」の3つがあり、それぞれ審査の通りやすさや特徴に違いがあるため次の項目で紹介します。
金利の低さでおすすめの銀行系おまとめローン
銀行系のおまとめローンは、上限金利、下限金利ともに消費者金融や信販会社と比べて低く貸付条件がいいのが特徴です。
借入限度額も大きいため、返済能力に不安が少ない方であれば、まず検討したいおまとめローンです。
ただし、銀行カードローンは自主的に年収の3分の1までを貸付上限にしているケースが多く、それを超える借り入れをまとめたい場合には、審査通過が難しいというデメリットもあります。
- 低金利を重視して選びたい方
- 借入総額が年収の3分の1を超えていない方
横浜銀行カードローンは最短即日の借り入れにも対応できる
横浜銀行カードローンは、審査速度、融資速度、限度額の大きさ、金利の低さ、すべてに優れているのが特徴です。
最短即日で審査回答があり、最短当日に借り入れすることも可能。
横浜銀行でおまとめローンを利用する場合は「カードローン」または「フリーローン」を利用することになりますが、どちらも金利は変わりません。
カードでATMを利用したい場合にはカードローン、口座に振り込まれるのがフリーローンとなります。
現状の借入額や利用目的に合わせて選べるため、ご自身にとって最適なローンを組めるのはどちらか、仮審査の後にアナウンスしてもらうと確実です。
ただし、申し込みは地域限定となり、下記の地域に居住もしくは勤務している方に限られます。
東京都(全域)・神奈川県(全域)・群馬県(前橋市、高崎市、桐生市)
対象地域に当てはまる方で、おまとめローンを検討中なら、まず候補にしたい一つです。
申し込み前の簡易診断にも対応しているため、審査が不安な方は3秒診断を試してみてください。
東京スター銀行の融資は勤続年数1年未満や契約社員も対象
東京スター銀行のおまとめローン(スターワン乗り換えローン)は、勤続年数が1年未満でも申し込みが可能なため、転職や就職したばかりの方でも申し込みできます。
Q:会社勤続年数が1年未満でも利用できますか?
A:はい。お申し込みいただけます。
引用元:東京スター銀行 – 商品について/【無担保ローン】おまとめローン(スターワン乗り換えローン)
また、正社員のほか、契約社員や派遣社員も申し込み可能である点が特徴です。
【ご利用いただける方】
引用元:東京スター銀行公式サイト 商品説明書より抜粋
- お申し込み時、満20歳以上、65歳未満の方
- 給与所得者の方(正社員・契約社員・派遣社員の方)
- 年収200万円以上の方
おまとめローンは融資金額が大きく多重債務を前提としたローンであるため、どうしても審査が厳しくなる傾向にありますが、
東京スター銀行では勤続年数が短い方でも申し込み可能であり、他社の借り入れを銀行の融資に1本化できる可能性があります。
金利についても上限金利が年14.6%であるため、より高い金利で借り入れをしている方にはメリットがあるでしょう。
東京スター銀行では申し込み前に簡易診断も可能です。
1秒で結果がわかるので、審査に不安な方は診断を試してみてください。
\借入可能かすぐにわかる1秒診断/
審査の通りやすさでおすすめの消費者金融おまとめローン
消費者金融のおまとめローンは銀行と比べると審査が甘い傾向にあり、融資に前向きなのが特徴です。
銀行と比べると借入限度額が低く、金利は高い傾向にありますが、消費者金融は必ずしも銀行に劣るとは限りません。
融資額については、銀行では自主規制により年収の3分の1までを上限としているのに対して、消費者金融のおまとめローンは上限なしで借り入れできます。
そのため年収や借り入れ状況によっては、銀行よりも消費者金融のほうが、大きな金額の融資を受けることが可能になります。
また、金利については「顧客に一方的に有利な条件」となるよう、以下の例外貸付のルールが適用されます。
おまとめローンの利用前と比べて、利用後のほうが、
- 金利が低くなること
- 月々の返済額が少なくなること
- 担保や保証などの条件が厳しくならないこと
上記のルールは貸金業法で定められたものなので、銀行法に基づいて貸付をおこなう銀行のおまとめローンには適用されません。
消費者金融のおまとめローンは現状よりも必ず金利が低くなるため、年収や借り入れ状況によっては、銀行よりも消費者金融のほうが、金利が低くなるケースも多くあります。
- 審査の通りやすさを重視したい方
- 借入総額が年収の3分の1を超えている方
中央リテールはおまとめローン専門の消費者金融
中央リテールは、おまとめローンを専門的に提供する消費者金融。
上限金利が13.0%と低いため、借入総額が少ない方でも低金利で利用できます。
ただし、まとめられる他社借入は貸金業者(消費者金融やクレジットカードキャッシング)からの借入債務のみとなり、銀行カードローンの借り入れは1本化の対象にならないため注意が必要です。
また、申し込みはオンラインに対応していますが、契約時に東京都渋谷区の店舗へ来店する必要があり、貸付対象は下記の地域に限定されています。
宮城・山形・福島・新潟・群馬・茨城・栃木・埼玉・千葉・東京・神奈川・静岡・山梨・愛知・長野・岐阜・三重・京都・大阪・兵庫・奈良
主に東北から関西までの地域限定ですが、消費者金融ならではの柔軟な審査と、上限金利の低さ、最短翌日融資も可能な対応スピードが魅力。
契約場所の渋谷に無理なく来店できる、関東にお住いの方に特におすすめです。
\ネット申込みで最短翌日の融資が可能/
※融資には審査が必要です。
フクホーは審査の通りやすさを重視する方におすすめ
フクホーは大阪市に本社を持つ消費者金融で、Web完結に対応しているため、全国どこでも来店不要で契約が可能。
公式サイトには「審査が甘い」などの明記は当然されていませんが、
実際の利用者の口コミとして「他は断られたけど審査に通った」といった声が多く、消費者金融の中でも柔軟な審査で融資に前向きなのが魅力です。
フクホーで1本化できる貸付対象範囲は、貸金業者からの借入債務(消費者金融・クレジットカードキャッシング)のみとなり、金利は以下のように設定されています。
貸金業法に基づく借換えローン
引用元:フクホー公式サイト 貸付条件表より抜粋
- 5万円~10万円未満…7.30%~20.00%
- 10万円~100万円未満…7.30%~18.00%
- 100万円~200万円…7.30%~15.00%
銀行と比べると上限金利は高めで借入限度額は少ないですが、審査に不安のある方、借入件数の多い方に特におすすめです。
上限金利の低さでおすすめの信販系おまとめローン
クレジットカードを扱う信販会社が提供するカードローンサービスを利用して、複数社からの借り入れを1本化することも可能です。
借り入れや返済など基本的なサービス内容は銀行や消費者金融と同じで、普段使っているクレジットカードと同じ感覚でショッピングにも使えるカードローン商品もあります。
融資金額は年収の3分の1までとなりますが、上限金利が銀行並みに低金利なカードローンもあり、おまとめする金額が少ない方でも利息負担を軽減できる利点があります。
また、ポイント還元などでお得に利用できる点も、クレジットカード特有のメリットです。
- クレジットカードと同じような感覚で利用したい方
- 借入総額が少ないので上限金利を重視したい方
- 借入総額が年収の3分の1を超えていない方
JCB CARD LOAN FAITHは上限金利の低さが魅力
JCBカードローン「FAITH」は、用途自由の資金を借り入れできるカードローン専用カード。
クレジット機能は付帯していませんが、その分、大きな金額のキャッシングに対応できるのがメリットです。
年利が最大でも12.5%と銀行の上限金利と比べても低いのが魅力で、借入総額が少ない方でも低金利で利用が可能。
公式サイトでも借り換え・おまとめをおすすめしているため、1本化への融資に積極的なことが伺えます。
ご利用の際は、目的や融資希望額を正確に伝えることで審査通過により期待が持てるでしょう。
おまとめローンを利用するメリット
おまとめローンを利用すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
代表的な3つのメリットを紹介します。
デメリットについても後ほど紹介しますので、「おまとめローンを利用すべきかどうか?」迷われている方は参考にしてみてください。
総量規制オーバーの借り入れもまとめることができる
総量規制は貸金業法で定められているルールで、過剰な貸付けを防ぐことを目的に年収の3分の1を超える融資を原則禁止としています。
年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています(総量規制)。
引用元:日本貸金業協会-総量規制について
通常のカードローンでは総量規制を超えた貸付はできませんが、おまとめローンは総量規制の例外貸付となるため、年収の3分の1を超えるかどうかにかかわらず借り入れが可能です。
限度額を超えた借り入れを低金利で1か所まとめたい場合に、おまとめローンは最適な借り入れ方法といえます。
金利が低くなり毎月の支払金額を減らせる
貸金業者が提供するおまとめローンは「顧客に一方的に有利な条件」となるよう、具体的に以下のルールが定められています。
(1)借換えの対象となる債務は、貸金業者からの借入債務全般。銀行からの借入債務や、親族・知人などからの借入債務は対象になりません。
(2)「借換え後」の金利が、借換え前の金利を上回らない。
(3)返済方法は、約定に基づく返済により段階的に残高を減らしていくことを要件とする。
(4)1か月の負担額について、借換え後の負担額が、借換え前の負担額を上回らない。
(5)担保・保証に係る要件について、借換え後の条件が、借換え前の条件より厳しくならない。
これに加えて、一般的に、金利は借入金額が大きくなるほど低くなる仕組みになっています。
金利が下がれば支払う利息が減り、毎月の負担額を減らすことができます。
返済日や返済方法を1本化できて管理がラクになる
バラバラだった返済日や返済方法を1つにでき、管理しやすくなります。
おまとめローンを組む際には支払い回数を設定して毎月決まった金額を口座引き落としするケースが多いため、返済計画が立てやすくなるのも利点です。
おまとめローンを利用するデメリット
おまとめローンには、主に以下の2つのデメリットがあります。
それぞれ回避策もあわせて紹介しますので、ご自身のライフスタイルに合いそうかどうか、目を通してみてください。
新しい借り入れができなくなる可能性がある
おまとめローンを組む際、他社のカードローンやクレジットカードの解約を求められるケースがあります。
今後も追加融資を受けられるようにしておきたい場合には、不便に感じることもあるでしょう。
必ず他社を解約しなければならないのか、おまとめ先から追加融資を受けられないか、等の条件は、金融機関や現在の借入状況によって異なるため、利用前に確認が必要です。
なお、複数社を一つにまとめる「おまとめローン」の他に、借入先を乗り換えて金利を下げる「借り換えローン」という金融商品もあります。
借り換えローンの場合は他社解約を求められることは少ないため、1社を残して完済できそうであれば、借り換えローンの利用も検討してみましょう。
支払い総額が増える可能性がある
おまとめローンの利点は金利や毎月の返済額を減らせることですが、返済期間を長期間にしすぎることで、現状よりも支払い総額が増えてしまう可能性があります。
完済までの期間が長くなるほど、利息を支払う回数が増えてしまうためです。
毎月無理のない返済額で、かつ、現状よりも支払い総額が増えないよう、返済期間を設定する必要があります。
なお、おまとめローンを組んだ後に毎月の返済額とは別に追加で返済する「繰り上げ返済」をおこなうことで、利息総額の増加を抑えることも可能です。
おまとめローンを選ぶときに失敗しないための注意点
先程のメリットとデメリットを踏まえて、おまとめローンを組むときの選び方や注意点を紹介します。
おまとめすることでかえって苦しくならないよう、ポイントを押さえて最適な借入先を選びましょう。
追加融資を受けられるかどうかを確認する
おまとめローンには、他社をすべて解約することが利用規約に盛り込まれているケースがあります。
利用規約を破ってしまうと一括返済を求められることもありますので、必ず確認しておきましょう。
また、多くの場合、おまとめローンは返済専用ローンとなり追加融資はできません。
今後も借り入れが必要となる可能性があれば、おまとめローンとは別で追加融資を受けられるかの事前確認も必要です。
まとめたい借り入れが貸付対象になっているかを確認する
おまとめローンによって「どのような借り入れをまとめられるか」が違うため、確認が必要です。
例えば、消費者金融の中央リテールの場合、対象となる借り入れは「消費者金融からの借り入れ」「クレジットカードのキャッシング」となります。
『貸金業法に基づくおまとめローンに関して』
①借換えの対象となる債務は、「貸金業者(みなし貸金業者を含む)」借入債務です。
引用元:中央リテール-よくあるご質問
対して、東京スター銀行の場合は「消費者金融からの借り入れ」「クレジットカードのキャッシング」に加えて「銀行からの借り入れ」「クレジットカードのショッピングリボ」も、おまとめローンの対象となります。
以下のローン等がおまとめ対象となります。
- 銀行系カードローン
- 消費者金融ローン
- クレジットカードのキャッシング
- クレジットカードのショッピングリボ
など
引用元:東京スター銀行-おまとめ対象のローン
まとめたい借り入れが含まれているかどうか、申し込みの前に必ず貸付対象の条件をチェックしておきましょう。
逆に金利が上がらないように注意する
消費者金融や信販会社などの貸金業者が提供するおまとめローンは、貸金業法によって「利用前よりも金利が上がらないこと」が条件となっているため、確実に金利が下がります。
対して、銀行は貸金業法ではなく銀行法に基づいて運営しており、上記のルールがないため、利用前よりも高金利になってしまう可能性もゼロではありません。
借入金額が大きいほど金利は下がるのが一般的なので、おまとめする前よりも高金利になってしまう可能性は低いですが、
「あまり変わらない」「逆に増えた」といったケースもあるため、契約前に適用金利をしっかり把握しておきましょう。
バレたくない場合にはWeb完結・郵送物なしがおすすめ
家族やまわりの方に借り入れをバレたくない場合には、Web完結・郵送物なしに対応している金融機関のおまとめローンがおすすめです。
借入金額の大きいおまとめローンの利用では、収入証明書類(源泉徴収票・確定申告書・給与明細書など)の提出が必要となります。
※50万円を超える融資の場合、収入証明書類を提出するのが一般的です。
書類のやり取りの際に自宅に郵送物が届いてバレてしまうケースが多いため、必ずWebで完結できるかどうか事前に確認しておきましょう。
他社の返済期日が迫っている場合には融資スピードに注意する
他社の返済期日が迫っていて、かつ、複数の借入先があり返済が苦しい場合には、おまとめローンの融資スピードも必ず確認しておきましょう。
おまとめローンの審査中に他社の返済を延滞してしまうと、返済能力が低いとみなされ悪影響が出てしまうため注意が必要です。
おまとめローンに申し込むときに注意すべき点
おまとめローンの申し込み、審査中において注意したいことは下記になります。
なるべく好条件のおまとめローンを契約できるよう参考にしてください。
現在の借入状況を正確に把握しておく
どこからいくら借りているのか、現状をきちんと把握しておくことで審査での心象が良くなります。
また、多くのおまとめローンでは、審査を通過したあとに「ここはまとめたくない」という”減らす”対応はできても、「ここもまとめたい」という”増やす”対応はできません。
審査に入ってから「ここからも借りていた…」ということが起きないように注意しましょう。
借入先の件数を可能な限り減らしておく
あまりにも借入件数が多い場合、審査の通過が難しくなる可能性があります。
一般的に、銀行の審査の場合は3件以上、消費者金融の審査の場合は5社以上から借りていると厳しいと言われています。
借入残高が少ない借入先がある場合には、完済してしまい、なるべく借入件数を減らしてから申し込みを検討しましょう。
苦しい状態であればできるだけ早く申し込む
先程とは反対のケースで、現状の支払いに困窮している場合には、なるべく早くおまとめローンに申し込むのが得策です。
利息や追加融資で他社の借入金額が膨れてしまい、おまとめローンの借り入れ希望額が増えてしまうと、その分審査が厳しくなることが理由です。
手遅れにならないよう、苦しいと感じた時点で早めの相談をおすすめします。
同時に複数社のおまとめローンに申し込むのはNG
おまとめローンの審査は必ず1社に絞って申し込んでください。
ローンは申し込んだ時点で信用情報機関に記録され、金融機関が審査を行う際に必ず参照されます。
複数社を同時に申し込むと多重申し込み(申し込みブラック)としてマイナス要素になり、審査に不利に働く可能性があります。
誰が、いつ、どの会社に申し込みをしたかといった履歴は、6ヵ月間保存されます。
おまとめローンの審査に落ちてしまった場合には、最低でも6ヶ月以上の間隔を空けてから次の申し込みを検討してください。
審査中は他の支払いを延滞しないように注意する
審査の際に参照される信用情報機関のデータには、申し込み履歴の他にも、下記の情報が記録されています。
- 現在の借入状況
- これまでの利用や返済実績
- 延滞や滞納などの履歴
延滞や滞納などのトラブルがあると審査の通過が難しくなるため、審査完了までは他の支払いが滞らないようご注意ください。
おまとめローンの審査基準・入金までの流れ・必要書類
おまとめローンは返済専用のローンであるため「返済能力」や「返済の意思」など、確実に返済するという信用が重視されます。
そのため、ウソの申告をしないことはもちろん、借入状況をあいまいにせず、正しく申請することが大切です。
おまとめローンの審査基準
おまとめローンで特に重要となる審査基準は以下の通りです。
- 年収
- 勤務先
- 勤続年数
- 他社借入の件数
- 借金の総額
- 個人信用情報
年収・勤務先・勤続年数については、借金総額とのバランスを見て判断されます。
他社借入の件数は、銀行の審査の場合は3件以上、消費者金融の審査の場合は5社以上から借りていると厳しいと言われています。
個人信用情報については、滞納などの金融事故履歴が重視されます。
H3□おまとめローンの申し込みから入金までの流れ
おまとめローンを利用する際の、申し込みから入金までの一般的な流れは以下の通りです。
入金は、他社借入を一括返済するための金額が振り込まれるため、多めに受け取るといったことはできず、自由な使い道には使用できません。
他社の返済を完了した完済明書の提出を求められることも多く、他の用途に使用すると規約違反となり、強制解約や一括返済の請求などの重大なペナルティを課される場合があります。
おまとめローンの申し込みに必要な書類
必要書類は以下の通りです。
- 本人確認書類(運転免許証・健康保険証など)
- 収入証明書類(源泉徴収票・確定申告書・給与明細書など)
- 銀行の口座番号(入金や返済に使用したい口座)
- 銀行口座の届出印
おまとめローンは高額な借り入れとなるため、申し込みに収入証明書類が必要となるケースがほとんどです。
カードローンでは50万円を超える融資の場合、収入証明書類を提出するのが一般的です。
返済方法は多くの場合、毎月1回、決まった金額が口座から自動引き落としされます。
おすすめのおまとめローン一覧
おまとめローンは、大手銀行、地方銀行、消費者金融、クレジットカード信販会社など、多くの会社が取り扱っています。
それぞれの特徴を大まかに比較すると以下の通りです。
金融機関 | 金利 | 借入限度額 | 審査 |
---|---|---|---|
大手銀行 | 低い | 大きい | 厳しい |
地方銀行 | やや低い | やや小さい | 厳しい |
消費者金融 | 高い | やや小さい | 比較的柔軟 |
信販会社 | やや低い | やや小さい | やや厳しい |
上記の比較はあくまで金融機関ごとの傾向をざっくり分類したものであり、例外的に審査に通過しやすい銀行や、低金利で借りられる消費者金融もあります。
おまとめローンを比較するときは、以下のポイントに注目してください。
金利について
下限金利だけでなく上限金利の低さにも注目する。(上限金利が適用される場合が多いため)
借入限度額について
現在の借入総額が限度額内に納まるかどうかが重要。(他社の借り入れを一括返済する金額のみ入金されるため、大きすぎてもあまり意味がない)
その他に注目したいポイント
- Webで完結契約できるか
- 審査スピードは早いか
- 申し込みから入金までが次の支払い日に間に合うか
- お住まいのエリアに対応しているか
ここでは、返済負担を軽くしたい方へ向けて、おすすめのおまとめローン各社の情報を紹介します。
低金利・Web完結できるおすすめおまとめローン
返済負担を軽くしたい方に人気
低金利!Web完結!
おすすめのおまとめローン
カード名 | 横浜銀行 カードローン | 東京スター銀行 | 中央リテール | フクホー | JCB CARD LOAN FAITH |
---|---|---|---|---|---|
実質年利 | 年1.5% 〜14.6% | 年9.8% 〜14.6%※2 | 年10.95% ~13.0% | 年7.3% ~18.0% | 年4.4% ~12.5% |
借入限度額 | 1,000万円 | 最大1,000万円※3 | 最大最大 500万円 | 最大 200万円 | 最大 500万円 |
審査回答 | 最短即日 | 最短2日 | 最短2時間 | 最短即日 | 最短即日 |
Web完結 | OK | OK | 審査通過後に 契約の来店必要 | OK | OK |
対応地域 | 地域限定※1 | 全国対応 | 地域限定※4 | 全国対応 | 全国対応 |
公式サイト | 詳細をみる≫ | 詳細をみる≫ | 詳細をみる≫ | 詳細をみる≫ | 詳細をみる≫ |
注釈
※1 横浜銀行カードローンの対応地域:東京・神奈川・群馬(前橋市、高崎市、桐生市)
※2 所定の審査により決定いたします。
※3 お申込み時の借り換え対象ローン残高の範囲内に限ります。
※4 中央リテールの対応地域:宮城・山形・福島・新潟・群馬・茨城・栃木・埼玉・千葉・東京・神奈川・静岡・山梨・愛知・長野・岐阜・三重・京都・大阪・兵庫・奈良
銀行のおすすめおまとめローン
社名・商品名 | 実質年利 | 借入限度額 |
---|---|---|
楽天銀行 スーパーローン | 年1.9% 〜14.5% | 800万円 |
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック | 年1.8% 〜14.6% | 500万円 |
セブン銀行 カードローン | 年12.0% ~15.0% | 300万円 |
イオン銀行 フリーローン | 年3.8% ~13.5% | 700万円 |
auじぶん銀行 じぶんローン | 年1.48% ~17.5% | 800万円 |
PayPay銀行 カードローン | 年1.59% ~18.0% | 800万円 |
みずほ銀行 カードローン | 年2.0% 〜14.0% | 800万円 |
りそな銀行 多目的ローン | 年6.0% ~14.0% | 500万円 |
ソニー銀行 カードローン | 年2.5% ~13.8% | 500万円 |
スルガ銀行 フリーローン | 年6.0% ~14.5% | 500万円 |
消費者金融のおすすめおまとめローン
社名・商品名 | 実質年利 | 借入限度額 |
---|---|---|
アイフル おまとめMAX | 年3.0% ~17.5% | 800万円 |
プロミス おまとめローン | 年6.3% ~17.8% | 300万円 |
レイク レイク de おまとめ | 年6.0% ~17.5% | 500万円 |
SMBCモビット おまとめローン | 年3.0% ~18.0% | 800万円 |
ダイレクトワン お借り換えローン | 年4.9% ~18.0% | 300万円 |
アスマイル 借換え・おまとめローン | 年6.9% ~13.9% | 300万円 |
ノーローン おまとめローンかりかエール | 年12.0% ~18.0% | 400万円 |
いつも おまとめローン | 年4.8% ~18.0% | 500万円 |
キャッシングエニー おまとめローン | 5.0% ~15.0% | 500万円 |
信販会社のおすすめおまとめローン
社名・商品名 | 実質年利 | 借入限度額 |
---|---|---|
ライフカード サポートローン | 年12.0% 〜16.5% | 500万円 |
オリックス・クレジット VIPフリーローン | 年3.0% 〜14.5% | 800万円 |
ORIX MONEY おまとめローン | 年5.0% ~17.8% | 500万円 |
おまとめローンの審査に落ちてしまったときの対処法
おまとめローンの審査に落ちてしまった場合、信用情報機関に6ヶ月間申し込みデータが残ってしまうため、その間は他の審査が難しくなります。
次の申し込みまで6ヶ月間待てない場合には、下記の関連記事も参考にしてみてください。
お金を借りる方法40選を具体的に解説しています。
また、当分の間あたらしい借り入れはできなくなりますが、債務整理をおこなうのもひとつの方法です。
債務整理をすることで、以下の支払いを「減額」または「免除」することが可能です。
- 銀行・消費者金融からの借り入れ(カードローンや住宅ローンなど)
- クレジットカードの借り入れ(キャッシング枠・ショッピング枠・リボ払い・分割払い)
- 生命保険などの契約者貸付
- 公共料金の滞納分(下水道利用料金以外。※原則自己破産でのみ免除される)
債務整理は、無理な返済に苦しむ人を元の安定した暮らしに戻すための、国が認めた借金救済制度です。
借金問題は、先延ばしにすればするほど「借入先の数」「借入額」ともに状況が悪化します。
多くの法律事務所は借金問題に対して相談無料なので、どの方法も手遅れになってしまう前に、無料相談してみてください。
まとめ
この記事では、おまとめローンを扱うおすすめの金融機関、選び方、注意点、メリット・デメリットについて紹介しました。
おまとめローンを利用することで、基本的に、金利・月々の支払い額・返済総額を減らすことができ、生活をラクにすることができます。
ただし、注意点やデメリットの項目でお伝えしたとおり、選び方を間違えると金利が下がらず、返済総額が逆に増えてしまうケースもあります。
ここでお伝えした、おすすめの選び方や申し込みの注意点、メリット・デメリットが、最適なおまとめローン選びのお役に立てますと幸いです。